2013/02/02

悲しみはわけあうもの

「10時20分に電報をお届けしました」

電報の配達通知サービスからの連絡を受け、
ありがとうと告げて電話を切った。

外は少し曇りがち。
そちらの天気はどうですか。
どうか空まで涙をこぼしませんように。

部下のお祖母さんが金曜日に亡くなった。
式場が近ければ出向いていくべきなんだけど、
あまりにも遠いので電報を依頼。行けなくてごめんね。

今までは会社が通例通り、
献花や電報を手配してくれるのに便乗していた。
それって、本当に哀悼の意を表しているのだろうか。

本社は本社。僕らはそれ以上にチームだ。
だからこそ、僕らとしての気持ちも伝えなければならない。
黙っていても伝わるのかもしれない。
でも、言葉に出さなきゃ伝わらないことだってあるよ。

…そんな気持ちが僕を動かしているんだろうな。

電報に託した言葉が活字の羅列で終わらないように。
そっと魔法をかけてみた。

2012/12/23

雨が上がって。

午後の晴れ間に大掃除。
少し寒いけど、窓をパッと開けて空気を入れ換えると、
胸がすうっとする。

部屋が綺麗になっていくにつれて、
自分の心も綺麗になっていくような気がする。
今年の汚れは今年のうちに…(笑)

ようやくクリスマスツリーを出して、
迎える3人での点灯式。
娘は点滅するイルミネーションよりも
電源コードが気になる様子。

…不妊治療がうまくいかずに沈んだクリスマスもあったな。
辛かったけど、だからこそ今の幸せがあるんだと思う。
支えてくれた。いろんなチャンスをくれた人に感謝しなきゃ。
頑張ってきた自分にも、たまには感謝。よく頑張ってる。

頑張りが裏目に出た1年だったかな…。
でも結果はどうであれ、流した汗やこぼした涙は無駄じゃなかった。
自信を持って言える。
やらずに後悔したことが少なかった1年だったかもしれない。

来年は無理をせず、もうちょっと自然な自分で行きたいね。

2012/12/16


今年1年を表す漢字は「金」だったそうだ。
金環日食。オリンピックの金メダル。
暗い話題よりも、明るいニュースにつながる言葉がいいね。


僕にとっての今年を表す漢字は「花」にしてみたいと思う。


先日、63歳という若さで伯父が亡くなった。
出産祝いを持って会いに来てくれたのが6カ月前。
その時には肺ガンの投薬治療がはじまっていたそうだ。

遺影はいつものおじさんの笑顔だったが、
眠っている姿はすっかりやつれた、どこかのおじいちゃんだった。
その姿に母も思わず絶句してしまった。

「おとうさん、がんばりはったんやね。」
「明日も大変だけど、一緒に見送ろうな。」
喪主を務める6つ下のダイスケに、
僕はそんな言葉ぐらいしかかけることができなかった。


「亡くなった人の姿は
 私たちに生きる意味を教えてくれる。」

初七日を終えて、住職が語ってくれたこと。
生きることは苦悩なのだそうだ。
そう言われると身も蓋も…と思ってしまうのだけど、
実際はそうなんだろうと僕自身も思う。

生前、大道具だった伯父さんは抗がん剤治療の体をおして、
ダイスケの自宅のリフォームに全てを注いだそうだ。
僕にとってはニコニコしながら飲んでる、
娘に頭の上がらないおっちゃん(笑)
という印象しかなかったのだけど、
仕事に関してはとても頑固な人だったそうだ。

最期は脳にもがんが転移し、意識もはっきりしなかったそうだけど、
元気だったら、焼酎をあおりながら調子づいてたんじゃないかなと思う。
きっと満面の笑みだっただろうな。
苦悩を超えた喜びがあるからこそ、人は頑張れる。
そう信じたい。


祭壇には生花が欠かせないそうだ。
花の命は短く儚いということと、それでも花は一所懸命咲いている。
それを伝えるためなのだそうだ。

悲しいことや辛いことがあってもうつむいてちゃいけない。
空を見上げて、精一杯上に伸びなきゃ。
一所懸命咲いている花はたとえ名が無くても、人の心を引き寄せる。
そして散らした花びらや葉さえも、他の命に繋いでいけるように。

頑張らなきゃね。

うわごとでダイスケに淡路島に行くぞって言っていたらしい。
みんなで座布団抱えて見に行った福良湾の花火大会が懐かしい。

淡路島を愛してくれてありがとう。
そして、おやすみなさい。

2012/12/09

勘三郎さんの歌舞伎が見たかったな

型を守ることの大切さ。ストイックさ。
型を破ることの勇気。熱い思い。
相手を思いやる気持ち。

そして、人としてのかわいらしさ。

技術(スキル)だけでは輝けない。
人の絆(チーム)があってこそ、とてつもない力が生まれるんだなと。
中村勘三郎さんの追悼番組を見ていた。

…僕には無理だな。フツーに思う(笑)

2012/11/26

自分を磨かなきゃ


知識や機会を与えれば人材は育つのか。
たぶん、ノーだと思う。

結局は自分のやっていることを
どれだけ好きになれるかどうか。
憧れの存在を目指すことができるかどうか。

僕はまだ誰かから憧れられるような
存在ではないんだと思う。

人のことよりもまずは自分を磨かなきゃ。

2012/10/12

世界を閉じたくなるようなつらい日も…

帰り道さんざん迷ったあげく、電話することにした。
こんな気持ちを。あと1週間も抱え込む自信は僕にはなかった。


3ヶ月ぶりの上司との面談。
評価が終わり、切り出されたのが、
部下が教育担当者を変えてほしいと言っており、
いま代えるべきかどうかを悩んでいるという話だった。

初耳だった。

理由を聞くと「新鮮みがほしいから」なのだそうだ。
いろんな人の指導を受けたい。
上司はそんなふうに受け取ったそうだ。

教育担当者である僕には
「厳しい指導が嫌で逃げたいだけ」という
ただのワガママにしか聞こえなかった。

厳しく指導しているのには理由があった。
・最初の1年間は通常通りにやっていたけれど、
 自身で設定した課題もこなさず、いつまでも成長が見込めないこと。
・本人がSEとして成長する姿勢が無いことを上層部に知られてしまい、
 「居場所」が無くなる恐れがあるため。
・「居場所」を作るためには本人の仕事に対する意識を変える必要があったため。

この3ヶ月間、それに耐えて頑張って成果出せたね。
良くやったねと、前日の評価面談の時に褒めちぎった矢先だったのに…。

3ヶ月前に「今の職場にいたい」という本人との意思確認をした上で、
上記を伝え、あえて「厳しく指導していく」と言っていたにもかかわらず、
1ヶ月も経たないうちに音をあげて、
上司が同席する飲み会でぼやいてたんだと思うと、
あの子のためにと思ってやってきたことが全て虚しく思えてしまう。

また、安易にそれに反応し、
「どうしよう」と言っている上司の姿勢もどうなのかなと思う。
7〜8月頃にそのような問題が発生しているのに、2ヶ月間放置し。
当事者への事実確認も行わず、関係の改善も図ろうとせず。
そしてその当事者が今目の前にいるのに、未だ解決を図ろうとしない姿勢。

「え、ビビってるんですか?」と思わず言いたくなる。

問題に真っ向からぶつかっていけない上司は信頼できない。
そんな人のもとで、自分は今後仕事を全うできるのか。そんな不安を感じた。


人と人とのつきあいは、時には真っ向から向かい合うことが大切だ。
そうしなければ真の信頼は生まれないし、真のチームワークも生まれない。
人は感情で動く生き物だから。

今の会社全体に感じる印象としては、お互いが真っ向から向き合っていない。
「新鮮み」や「争いを避ける」ことで、肩すかしをしている。
だからこそ上っ面だけのチームワークが形成され、強いチームが作れない。
ミッションが達成できない。


電話の相手は担当者を変えてほしいと切り出した部下。
感情的になっている自分を抑えつつ、上司からこのような話があったこと。
君の発言で教育担当者の検討が上層部で行われていること。
結果、どのようになっても自らの発言で起こしたことなので、
責任は持ってほしいということを伝えた。

本人もそこまで問題が大きくなっているとは認識してないようだったが、
話が進んでいるのは事実だ。
「どうする?」と聞いたときに、
「上司にまかせるしか…」というコメントを聞いたとき、
この子は自分の言葉に責任を持てない。大人になりきれてないんだなと思った。


来週までに上司が最終判断を行うそうだ。
僕には「全責任を持って彼女を育てる」という強い意志、
現在の庶務業務のIT化を通じてSEとして成長し、
新たな商流を生み出してほしいという目標があるが、
あえて口に出さなかった。

上司がどんなジャッジをするのか見てみたいし、
結果次第では転職も考えた方がいいのかな。と思った。


疲れ切った体をベッドに横たえる。
もう何も考えたくない…

不意にこんなフレーズが頭をよぎる。
「世界を閉じたくなるような辛い日も…」

『夢をかなえるゾウ』の終盤に出てくる
ガネーシャの言葉だったなぁと本棚から取り出す。

「ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、
 死ぬほど幸福な日も、笑えるぐらい不幸な日も、
 世界を閉じたくなるような辛い日も、
 涙が出るような美しい景色も
 全部全部、自分らが味わえるために
 この世界を創ったんやからな」

「世界を楽しんでや、心ゆくまで。」

2012/08/18

初盆でした

時計が16日の深夜0時を回り、父と兄との3人で近くの海岸へ向かう。
祖母の位牌を祀った水棚を燃やし、海に返す初盆の行事だ。

全てが灰になるまでの間、海を眺めていた。
遠くに見える街の明かり。
真っ黒な海に、時折舞う火の粉。

少し離れたところで、
他の家族のシルエットが浮かびあがる。
みんな愛おしい家族を見送っているんだろうな。

厳かなような。ほっこりと温かいような。
不思議な感覚に満たされる。

おじゅっさん(うちの田舎ではお坊さんのことをこう呼ぶ)曰く、
8月末まではあっちとこっちの世界を行き来しているらしい。
娘がよく笑っているところを見てくれていたらいいな。

向き合え。戦え。

次のステップへ。 本田選手が何度もそう唱えていたのは、 自分を奮い立たせるための言葉。 とことん追い込んで見えるセカイが あるんだろうな。