9月から新たにチームに参画した入社3年目の女の子と、
ペアプログラミングをしながらデバッグ・改修方法を教えている。
ペアプログラミングは品質向上の取り組みとして
推奨されていた頃もあったが、
単純計算でコストが2倍に増大してしまうため、
会社側からは煙たがられることが多い。
そのため、廃れていってしまった印象がある。
改めてやってみると、ベテランの頭の中身や
考え方の流れがつかみやすいようで、
こちらが「こんなこと?」と思うような発見もある様子。
ある程度自分でヨチヨチ歩きができるようになるまでは
こんな風に進めた方がいいんだろうな。
僕にとっては彼女と仕事しているときが
ほんの少し現実逃避。振り返れば設計と納期地獄…(^^;
合間で、以前から気になっていたことを話す。
いままでどんな仕事をしてきたのかなと。
彼女は語学系の大学で留学も経験しており、
英語はペラペラだけど、プログラミングに関しては全くの素人。
入社後もビジネスマナーの研修を簡単に受けただけらしい。
…最近は社内研修でプログラミングもやってないんだな。
その後、案件に投入されるもプログラム経験がないことから、
テスターやドキュメント作りが主で、
プログラミングに関しては誰からも教わったことがないらしい。
…本社の人は誰もきちんと教えてくれなかったんだな。
また、あちらこちらの案件を転々とさせられ、
得られるものが無かったこと。
プログラミングができる人たちはどんどん活躍しているのに
いつまで経ってもプログラミングができないという気持ちから、
生まれてしまった苦手感情を打ち明けられた。
…今年チームに入ってきた子もそんな感じだったな。
その瞬間、僕の中で一つの目標が生まれた。
ただ、他の若手はその目標を提示されたときどう感じるだろうか。
そんな不安も同時によぎった。
今週、期末の面談を若手全員と終えた。
その中で、来期の取り組みに対する目標のことを少し話した。
おおむねOK。故に実行しようと思う。
見渡せる範囲から変えていこう。
リーダーとして。
みんなのために。
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