僕の中で「良くない気持ち」が
雪だるま式に膨れあがってきて、
とんでもない方向に行ってしまいそうだったので、
思い切って、以前泣かせてしまった後輩に声をかけてみた。
会議室を少しの時間借りて、
これからあなたの教育の担当者として就いて本当にいいのか。
長いおつきあいになるから、きちんと解決しておきたいこと。
僕の心の中の彼女に対する気持ちを全て話してみた。
その後、彼女からご飯のお誘いのメールが。
二人きりで話がしたいと。
きっとすぐに聞いてあげた方がいいだろうなと
内心ビクビクしながら、その日のうちに行こう!と
約束を取りつけた。
「きっと大丈夫」と「内心不安」な気持ちとの戦い。
まるで時間が永遠のように感じられた。
駅のイタメシ屋さんで少し飲みながら、
いろんな話を彼女から聞くことができた。
実はしゃべることがとても苦手なこと。
自分に自信が持てないこと。
すぐにネガティブな考えに走ってしまうこと。
先輩に遠慮ばかりして、言いたいことを我慢していたこと。
改めてわかることも多々。
誰もが自己主張をできるわけじゃない。
だからこそキチンと耳を傾けてあげなければいけない。
そして、ホンネを話しやすい姿勢を
僕らは提供しなければならないし、
応えてあげなければいけない。
「最近の若いやつはわからない」というは
相手のことを理解しようとしない傲慢さから生まれる。
キチンと真っ正面から受け止めれば、
若かりし頃の自分とオーバーラップする。
一緒だったんだなって、理解できる。
3時間近くいろいろお互い話した。
楽しい時間はあっという間に感じられた。
自宅に帰ってから携帯に
メールが届いていることに気づく。
「いろいろお話ができて良かったです」と
書かれていた文面と、帰り際の笑顔が重なった。
お互いにとって実りのある一日だったと、
胸を張って今は言える。
0 件のコメント:
コメントを投稿