2012/08/18

初盆でした

時計が16日の深夜0時を回り、父と兄との3人で近くの海岸へ向かう。
祖母の位牌を祀った水棚を燃やし、海に返す初盆の行事だ。

全てが灰になるまでの間、海を眺めていた。
遠くに見える街の明かり。
真っ黒な海に、時折舞う火の粉。

少し離れたところで、
他の家族のシルエットが浮かびあがる。
みんな愛おしい家族を見送っているんだろうな。

厳かなような。ほっこりと温かいような。
不思議な感覚に満たされる。

おじゅっさん(うちの田舎ではお坊さんのことをこう呼ぶ)曰く、
8月末まではあっちとこっちの世界を行き来しているらしい。
娘がよく笑っているところを見てくれていたらいいな。

向き合え。戦え。

次のステップへ。 本田選手が何度もそう唱えていたのは、 自分を奮い立たせるための言葉。 とことん追い込んで見えるセカイが あるんだろうな。