…これぐらい泣けたら、きっとスッキリするんだろうな。
そんなブルーな気持ちで目が覚めた朝。
窓に打ち付ける激しい雨が恨めしい。
今日は出かけよう。
たまには何も考えない、気分転換の時間も必要。
映画を見よう。そうだ「ガリバー旅行記」がいいな。
笑えるのがイイ…。
内容はガリバー旅行記の現代版パロディーで
それにサクセスストーリーが絡められたもの。
ベタと言ってしまえばそれまでかもしれないけど、
劇中のある台詞がとても印象に残った。
正体がばれ、「忌まわしき島」に流された主人公のもとを
「こびとの国」の親友が決死の覚悟で訪れ、
君の力が必要だと救いを求めるシーン。
「俺はヒーローなんかじゃない」と耳を傾けもせず
腐る主人公ガリバーに親友は言い放つ。
「でも君は救ってくれたじゃないか!」と。
経緯はどうであれ、結果は道すじとして残っていく。
それは誰もが見えるわけではなく、
身近な人ですら見えないものなのかもしれない。
でも自身には必ず見える道。僕自身が見失ってどうするんだ!
…そんな気持ちがふっと浮かんできた。
映画が終わり場内の闇を抜けると、
外はうっすら夕焼け色に空が染まっていた。
自分の気持ちに正直に。信念を持って。
ガリバーのように”ちょっとだけ”頑張ってみようかな。
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